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電子ジャーナル転換契約の概要報告等、教育機関DXシンポ9/9

 国立情報学研究所および大学の情報環境のあり方検討会は2022年9月9日、大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム第55回「教育機関DXシンポ」をオンライン開催する。事前申込制。

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 国立情報学研究所および大学の情報環境のあり方検討会は2022年9月9日、大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム第55回「教育機関DXシンポ」をオンライン開催する。事前申込制。

 サイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」は、大学等における遠隔授業や教育DX等に関する情報を共有することを目的に、2020年3月末より週1回から隔週のペースで、継続的に開催している。また過去に開催した講演の映像や資料は、Webサイトに掲載している。

 第55回となる今回は、ウクライナにおけるデジタル化を海外事例として紹介する他、山口大学の獣医学教育におけるデジタル改革、金沢工業大学の教育ビッグデータを用いた学びの支援等、Plus-DX事業として実施している取組みを紹介。さらに、東京外国語大学が学認を使った大学間共有LMSの運用と実際を解説する。

 また、東北大学の大隅典子氏(副学長・附属図書館長)が、「電子ジャーナル転換契約パイロットプロジェクト」について、契約に至る背景と経緯、契約の概要と今後の予定について報告する。転換契約とは、電子ジャーナル購読料を、論文の著者がオープンアクセス化選択した場合に支払う料金(APC)に段階的に移行させることによりOA出版の拡大を目指す手段の1つ。東北大学、東京工業大学、総合研究大学院大学、東京理科大学の4大学とWileyは、2022年4月から2024年12月までこのプロジェクトを予定している。

 申込みは、Webサイトにて受け付ける。申込登録の後、接続先情報等を自動返信メールで送付する。

◆【第55回】教育機関DXシンポ
日時:2022年9月9日(金)10:30~(予定)
会場:オンライン
参加費:無料
申込方法:Webサイトより申し込む
<プログラム>
1.「はじめに」喜連川 優(国立情報学研究所長)
2.「ご挨拶」森 晃憲(文部科学省研究振興局長)
3.「ウクライナにおけるIT」カテリーナ・クラヴェッツ キーウ(国立言語大学/日本経済大学 日本学科長/国際部員・日本語教師)
4.「ニューノーマル社会での獣医学教育におけるデジタル改革」佐藤 晃一(山口大学 共同獣医学部・教授)
5.「TBA」村山 賢哉(共愛学園前橋国際大学 国際社会学部長)
6.「教育ビッグデータを用いた学びの支援 -金沢工業大学におけるPlus DXの成果-」山本 知仁(金沢工業大学工学部情報工学科 教授)
7.「学認を使った大学間共有LMS:東外大の試み」青山 亨(東京外国語大学 教育担当副学長)
8.「電子ジャーナル問題の切り札の一つとしての『転換契約』」大隅 典子(東北大学 副学長・附属図書館長)
9.「ディスカッション」
10.「おわりに」喜連川 優(国立情報学研究所長)


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《川端珠紀》

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