麻布大学と神奈川学園中学・高等学校は2024年4月5日、連携事業に関する協定を締結したことを公表した。麻布大学「麻布出る杭」プログラムと神奈川学園中学・高校「Kanagawa プロジェクト」とのコラボレーションにより、連携や協力を深めるという。
麻布大学は、2025年に学園創立135周年を迎える。獣医学部(獣医学科、動物応用科学科、獣医保健看護学科)と生命・環境科学部(臨床検査技術学科、食品生命科学科、環境科学科)の2学部6学科と大学院(獣医学研究科と環境保健学研究科)の教育体制で、ヒトと動物のよりよき関係をつなぐ専門性の高い人材育成を進めている。
神奈川学園は1914年に創立した。「女子に判断する力を」「女子に生活の力量を」という理念の下、自立した女性の育成に努めている。
両校による協定書の締結式は、3月29日に実施された。それぞれの教育内容の充実、学生および生徒の資質向上を図り、社会に貢献する人材の育成に寄与することを目的としている。
麻布大学は、神奈川学園中学・高等学校が実施する特別講義に講師として派遣、指導方法や教材の開発などの取組みに資する活動などに協力する。神奈川学園中学・高等学校は、麻布大学が実施する高校段階における大学教育の早期履修体験活動に生徒を派遣、高度なカリキュラムの構築に資する活動などに協力するという。
また、麻布大学の学生の研究意欲を高め「出る杭」を引き出すため、高大接続により高校生のうちから大学の教育・研究にチャレンジする、いのちと共生のプログラム「麻布出る杭」と、神奈川学園中学・高等学校の実施する「自立」と「自他敬愛」の心を育む総合カリキュラム「Kanagawa プロジェクト」のコラボレーションにより、連携および協力をより深めていくとしている。