ナカヨは2023年9月25日、スクールバスを運行する教育機関や企業向けに、バスの乗降や登下校をリアルタイムにモニタリングするクラウドサービス「バスモニ」のICカード版の販売を開始した。サービス開始は11月17日。
販売開始した「バスモニ」は、幼稚園や保育園、特別支援学校など、スクールバスを運行する機関向けの校務支援クラウドサービス。スクールバスの改造や電気工事などは不要で、インターネット環境があれば、児童生徒のバスの乗降をリアルタイムで確認することができる。
スクールバスを利用する児童生徒は、バスの乗降時にICカードをカードリーダにタッチ。すると、緯度・経度など読み取り情報がクラウドサーバに送信される。受信した読み取り情報はデータベース化され、ブラウザ上に児童生徒ひとりひとりの所在をリアルタイムに表示。バスの乗車と降車の照合を行うことで、置き去りが起きないように監視できるという。ICカードを忘れた際も、乗務員のタッチパネルの操作で乗降登録が可能で、施設に到着後に降車していない児童生徒がいた場合はアラートが表示され、個人名を特定することができる。
参考価格は、利用生徒数100名(運行バス3台)の場合、初期費用136万2,100円(税別)、利用料金は年額46万6,800円(税別)。契約期間中は機能強化などのバージョンアップがあっても、追加費用の負担なく利用できる。また、「バスモニ」は、サービスインから2年が経過している「校務支援クラウドサービス」という既存サービスをベースに構築している。今までにマイナートラブルなく品質も安定していることから、安心して利用できるとしている。
◆バスモニ
販売開始:2023年9月25日(月)
サービス開始:2023年11月17日(金)
【参考価格】利用生徒数100名(運行バス台数3台)
初期費用:136万2,100円(税別)
利用料金:46万6,800円(年額・税別)