厚生労働省は2022年3月24日、予防接種・ワクチン分科会を開き、新型コロナワクチン追加(3回目)接種について、12歳~17歳も対象に加える方針を承認した。12~17歳の追加(3回目)接種には、ファイザー社製のワクチンを使用する。 新型コロナワクチンの追加(3回目)接種は、これまで18歳以上を対象としていたが、3月24日の予防接種・ワクチン分科会で12~17歳も対象とすることを承認。追加(3回目)接種用の新型コロナワクチン予防接種についての説明書でも「12歳以上の方が対象」と内容を更新した。 新しく接種の対象となるのは、2回目のワクチン接種を終了した12~17歳。使用するのはファイザー社製のワクチンで、1・2回目の接種量と同じ量を接種する。接種費用は、1・2回目と同様に全額公費により無料。 厚生労働省によると、アメリカでの12~17歳に対する3回目接種後7日以内の副反応は、2回目の接種後と同様の症状が、同じ程度かやや高い頻度で現れるという。接種後の症状は、疼痛(2回目76.0%、3回目80.0%)、疲労(2回目58.7%、3回目58.5%)、頭痛(2回目56.0%、3回目55.9%)が多く、発熱は2回目後38.3%、3回目後35.5%と報告されている。