文部科学省は2021年3月31日、2020年度(令和2年度)国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要を発表した。志願者数や志願倍率は減少したものの、AO入試や推薦入試の入学者数は増加している。 2020年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況調査は、2020年5月1日時点で集計したもの。欠員補充第2次募集に係るものや、2019年秋季入学者の数を含む。ただし、通信課程や外国人留学生を対象とする選抜は含まない。 2020度大学入学者選抜について、入学志願者数は、国立が35万5,405人、公立が16万311人、私立が442万7,250人。前年度と比べて国立・公立・私立で減少した。志願倍率は、国立が3.7倍(前年度4.0倍)、公立が5.0倍(同5.3倍)、私立が9.2倍(同9.4倍)、計8.1倍(同8.3倍)。 アドミッション・オフィス入試(AO入試)の入学者数は、国立・公立・私立で増加した。入学者全体に占める割合は、国立が4.2%、公立が3.3%、私立が12.1%、計10.4%。 推薦入試の入学者数は、国立・公立・私立大学で増加した。入学者全体に占める割合は、国立が12.4%、公立が25.3%、私立が44.4%、計38.4%。 短期大学の入学者選抜について、入学志願者数は、公立が5,378人、私立が6万8,537人。前年度と比べて公立・私立とも減少した。志願倍率は公立が2.1倍。私立が1.3倍、計1.3倍だった。