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北海道で開催「NoMaps EDU」教育の取組・課題をアーカイブで公開

 北海道で毎年開催されるコンベンション「NoMaps」。2020年度はオンラインで10月14日~18日に開催された。現在、教育のあらゆる取組み・課題について語られた「NoMaps EDU」のセッションのアーカイブを公開している。

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オンライン教育の限界と、それを越えていくオフラインの学びの場 づくりとは!?
  • オンライン教育の限界と、それを越えていくオフラインの学びの場 づくりとは!?
  • 学校改革の中心地は高校の普通科!注目の「探究の授業」とは?!
  • バーチャルキャストが創り出す 教育×VRの未来
  • NoMaps
 北海道で毎年開催されるコンベンション「NoMaps」。2020年度はオンラインで10月14日~18日に開催された。現在、教育のあらゆる取組み・課題について語られた「NoMaps EDU」のセッションのアーカイブを公開している。

 「NoMaps」は、北海道を舞台に、クリエイティブな発想や技術によって、次の社会・未来を創ろうとする人たちのための交流の場(コンベンション)となっている。カンファレンス、展示、イベント、交流、実験の5つのプログラムを軸に展開。総コンテンツ数は100以上あり、ジャンル・分野を横断したさまざまな切り口で展開し、「場」を作っている。

 公開されているのは、教育のあらゆる取り組み・課題について語られた「NoMaps EDU」の3つのセッションのアーカイブ。1つは「オンライン教育の限界と、それを越えていくオフラインの学びの場づくりとは!?」。ゲストはインフィニティ国際学院の大谷真樹学院長、tomonasuのCEO嶋本勇介氏、美幌町観光まちづくり協議会の花田翔二郎氏。オンラインを活用した学びが当たり前な社会となった今も、学びの機会に関する地域間格差は広がり続けている。オンラインとオフラインそれぞれのメリットとデメリットを整理したうえで、どのような教育の可能性があり得るのか。また、それを踏まえて、社会や教育の場はどのように変わっていくべきかなど、具体的な解決方法についてディスカッションしている。

 「学校改革の中心地は高校の普通科!注目の『探究の授業』とは?!」では、北海道教育大学釧路校・准教授で道東の地域教育をつくる会代表の宮前耕史氏、北海道登別明日中等教育学校の太田稔教諭、北海道札幌啓成高等学校の中西勝範校長をゲストに迎えている。未来を切り開くために、学校教育改革が必要とされてきた。戦後教育改革でもっとも大きな改革だといわれている昨今、その中心地は「高校教育の普通科」、注目は「探究の授業」だという。大学入試制度改革、新学習指導要領変更など、今現場では何を試行錯誤しているのかを一般の人に広く紹介している。

 3つ目は「バーチャルキャストが創り出す 教育×VRの未来」。Oculus社からスタンドアロンVR HMDの新モデル「Oculus Quest 2」が発売されるなど、VRをめぐる動きは活発さを増し、いよいよ一般層への普及のフェーズを迎えつつある。そんな中、バーチャルキャストは、角川ドワンゴ学園と連携し、最新のVR技術とデバイスを活用した体験型の学びができる「普通科プレミアム」(認可申請中)を開発し、2021年4月よりN高等学校およびS高等学校(設置認可申請中)にて提供開始することを発表した。セッションでは、ドワンゴ顧問で創業者でもある川上量生氏と、バーチャルキャスト代表取締役の松井健太郎氏を招き、教育×VRの可能性と未来についてトークセッションを配信する。

 それぞれの配信はNoMaps YouTubeチャンネルで視聴が可能。詳細はNoMapsのWebサイトで確認できる。
《田中志実》

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