約9割の学習塾が、保護者は対面授業を希望していると回答していることが、全国学習塾協会が2020年8月25日に発表した「2020年4月-7月学習塾の業況調査」結果より明らかとなった。 全国学習塾協会は、学習塾事業者を対象に「2020年4月-7月学習塾の業況調査」を実施。調査期間は8月11日から21日。354件の回答を得た。 対面授業とオンライン授業に関する保護者の希望について聞いたところ、87.8%の学習塾が保護者は「対面授業」を希望していると回答。「オンライン授業」を希望していると回答したのはわずか1.7%で、現時点では保護者のオンライン授業に対するニーズは少ないという認識の学習塾が多かった。また対面授業を希望する保護者の割合は、「90%」と回答した学習塾が43.1%で最多だった。 現在の指導形態については、「対面のみ」と回答した学習塾が55.6%と、過半数を占めた。ついで、「ほぼ対面・一部オンライン」39.5%、「対面とオンライン半々」3.1%、「ほぼオンライン・一部対面」「オンラインのみ」各0.8%という結果で、保護者のニーズのもと、ほとんどの学習塾では対面授業をおもな指導形態としていることがわかった。