文部科学省は2023年7月5日、教員研修の高度化に資するモデル開発事業の2次公募案内を公表した。事業規模は1件あたり2,865万円で、採択数は10件を予定。企画提案書などの提出書類は、7月26日午後5時までメールで受け付ける。
同事業は、教員研修の合理化・効率化に資する研修高度化を推進するため、教育委員会や大学など多様な主体の協働によりモデルを開発し、成果を広く普及することで、全国的な研修観の転換・定着を図る目的で実施される。
2次公募のテーマは、「教員研修の成果確認と評価モデルの確立に関すること」「教師と管理職の対話と奨励におけるプロセスの最適化に関すること」「デジタル技術を活用した指導主事訪問の高度化や各学校の研修主事への支援など、教育委員会と教育センターによる学校へのサポート機能の充実に関すること」の3テーマから募集。1者の1テーマあたりの企画提案件数の上限は1件とする。
公募対象は、都道府県または市町村(特別区を含む)、教育委員会や学校など設置法人。複数の者による共同提案も可。ただし、提案する際は共同提案者のうち1者が代表となり、文部科学省と委託契約を締結すること。委託期間は、契約締結日~2024年3月29日の間で必要な期間とする。事業規模は1件あたり2,865万円程度、採択数は10件(予定)。
選定は、客観性、公正性、透明性を担保するため、審査基準に基づき、提出のあった企画提案書について、審査委員会における書類審査を実施する。審査結果は9月に通知、契約締結は9月以降を予定している。
提出書類は、7月26日午後5時必着分までメールで受け付ける。文部科学省のWebサイトでは実施要項や様式、公募要領や審査要領などを公開している。
◆教員研修の高度化に資するモデル開発事業の2次公募
公募締切:2023年7月26日(水)17:00
対象:都道府県または市町村(特別区を含む)、教育委員会や学校などの設置法人
応募方法:メールで企画提案書などを提出
<2次公募テーマ>
「教員研修の成果確認と評価モデルの確立に関すること」
「教師と管理職の対話と奨励におけるプロセスの最適化に関すること」
「デジタル技術を活用した指導主事訪問の高度化や各学校の研修主事への支援など、 教育委員会と教育センターによる学校へのサポート機能の充実に関すること」