教育業界ニュース
文部科学省は2024年4月26日、「大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究」報告書を公表した。総合型選抜の導入率は、大学85.6%、短大95.1%。導入の効果は、大学、短大ともに「受験者の多面的・総合的な評価」、課題には「評価する観点の設計が難しい」が多くあがった。
ベネッセコーポレーションは2025年4月、自社として初の通信制サポート校「Be高等学院」を開校する。教材・データ・人のリソースを活用し、学力伸長や目標達成のためのカリキュラムと個別サポートを提供するという。2024年4月17日には、Be高等学院のWebサイトを開設し、資料請求予約を開始した。
学校法人高岡第一学園は2024年4月15日、2025年度(令和7年度)以降の高岡法科大学の学生募集を停止すると発表した。定員割れが1999年から常態化し、今後も中長期的に学生を確保することは困難と判断したという。
山梨県教育委員会は2024年3月26日、2025年度(令和7年度)山梨県立高等学校入学者選抜より、長期欠席者などを対象とした後期特別選抜をすべての県立高校で導入すると発表した。調査書を用いず、学力検査と個人面接で合格者を決定する。
デジタル庁は2024年4月5日、2023年度(令和5年度)教育関連の事業成果として、「高等学校入学者選抜のデジタル化に関する調査研究」の実施報告書をWebサイトに掲載した。紙媒体で作成している高校入試書類をデジタル化するため、実現可能性を検証している。
長野県佐久市に2024年4月1日、デジタルテクノロジーと行動分析学をかけあわせた先進教育を行う「さやか星小学校」がに開校した。第1期生は新1~新4年生まで計22人で、入学式は4月9日に行われる予定。
九州産業大学と東福岡高校は2024年3月14日、教育に関する高大連携協定を締結した。東福岡高校の生徒には、九州産業大学の科目等履修生として共に受講する機会が設けられる。
和歌山大学は2024年3月13日、2025年度(令和7年度)入学者選抜から、システム工学部に女性のみが出願できる「学校推薦型選抜(女子枠)」を新設すると発表した。募集人員は10名。
広島大学は、2026年度(令和8年度)入学者選抜から、理学部、工学部、情報科学部に計37人の「女子枠」を新設する。女性比率が15%程度にとどまる3学部で女子学生を増やし、理工・情報系分野で活躍する女性人材を育成する。
共立女子大学・共立女子短期大学と中村中学校・高等学校は2024年3月31日、教育における交流と連携を通じて大学進学に関する中高生のキャリア意識と学習意欲を高め、双方の教育の質の向上と活性化を図るべく、中高大連携協定を締結したと発表した。
河合塾は2024年3月29日、志望理由書や学修計画書など「大学入試の出願書類が生成AIで作成された可能性を判定するシステムβ版」を開発したことを公表した。大学入試担当者を対象に、2025年度入試より試用版の提供を開始する。
前年の2023年度に過去最高の受験者数24,840名を記録した首都圏の小学校受験。2024年度入試を終えた今、その後の動向や最新の小学校受験を振り返りたい。2024年2月13日に開催された、小学校受験塾4社による共同イベント「2024年度・小学校入試の振り返りセミナー」のようすをレポートする。
駿台予備学校横浜校が2024年2月26日に開催した「大学入試研究会―最新入試情報編」では、2024年度入試結果を踏まえた出願状況分析と2025年度新課程入試について、入試情報室部長・石原賢一氏と、横浜校1号館校舎責任者・光武勇治氏が講演。来る2025年度大学入試にどう備えるべきか、講演のようすをレポートする。
atama plusは2024年3月20日より、AI教材「atama+」にて小中学生向け「国語」および、高校生向け「情報」「地理歴史」の提供を開始する。小学生の主要3教科、中学生の主要5教科、さらに2025年度からの大学入学共通テストに対応できる。
山口県教育委員会は2024年3月15日、2025年度(令和7年度)公立高等学校入学者選抜より、探究的・発展的・先進的な学習活動を軸に学ぶ「文理探究科」を設置すると発表した。新学科の設置は、岩国、徳山、山口、宇部、下関西、萩の6校。
日本漢字能力検定協会は2024年3月15日、2023年度高校・高等専門学校における「漢検」の資格活用状況調査の結果を公表した。漢検を入試で評価・活用している高校・高等専門学校は2,823校(51.6%)で、このうち半数が合否判定に利用していることが明らかとなった。