教育業界ニュース
新型コロナウイルス感染症による休校時の教育委員会の対応は、内容に強弱や地域差があることが、文部科学省委託調査の速報結果から明らかになった。背景には、地域の大卒割合、教育に対する保護者の関心・関与の階層差が影響している可能性があるという。
先週(2021年8月30日~9月3日)公開された記事から教育業界の動向を振り返る。全国学力テストの結果や学校基本調査(速報値)、文科省の概算要求が公表された。その他、9月7日以降に開催されるイベントを紹介する。
新型コロナウイルスの流行により、夏休み明けの学校再開が例年とは違う状況になっています。地域の感染状況にもよりますが、「夏休みの延長」「分散登校」「オンライン授業の実施」等の方策が取られています。
Google for Educationは2021年9月11日、高校向け教育ICTセミナー「1人1台環境で見えてきた高校現場の今と未来」をYouTubeにて限定配信する。参加無料・事前登録制。登録すると、当日参加が難しい場合でもセミナー終了後に動画を確認することができる。
マーケティング支援事業や品質向上支援事業を手がけるウェブレッジは2021年9月8日、ウェビナー「安心安全な学校のセキュリティとは何か~GIGAスクール時代の企業リテラシーについて~」を開催する。対象は、EdTech事業者やメーカー等。参加無料。
Classiは2021年9月21日と28日の2日間、オンラインセミナー「GIGAスクール時代における学校教育・学習指導について考える会」を開催する。対象は、全国の高校・中高一貫校の教職員、各教育委員会担当者等。参加は無料。事前申込制でWebサイトにて申込みを受け付ける。
日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)教育ICT課題対策部会は、教員や教育委員会関係者を対象としたオンラインセミナー「デジタル・シティズンシップで身に付けよう!『子ども達の未来を切り開くチカラ』と『学び方』の再定義」を2021年9月25日に開催する。参加無料。
LoiLoは2021年9月1日、2021年度後期のiPad無料貸出しの公募を開始した。1人1台環境を目指すすべての教育機関を対象に、1校につき40台のiPadと授業支援クラウド「ロイロノート・スクール」を無料で貸し出す。応募期間は9月30日まで。貸出期間は10月下旬から2022年3月20日。
平日1日あたりのテレビゲーム時間は小中学生ともに増加しており、「1日1時間以上」と回答した割合は約75%にのぼることが、全国学力テストの質問紙調査より明らかになった。
2021年度(令和3年度)全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を受けて、文部科学省の萩生田光一大臣は2021年8月31日、コメントを発表した。教科調査の結果については「改善の傾向が見られたものがある一方、依然として課題が認められるものがあった」と述べた。
日本の遠隔授業の実施率は、コロナ感染拡大前の13%から51%に増加しているものの、アジアの他の地域に比べ低い水準であることが、レノボ・ジャパンが2021年8月30日に発表した調査結果より明らかとなった。
文部科学省は2021年8月30日、端末利活用状況等の実態調査について7月末時点の速報値を公表した。全学年または一部学年で端末の利活用を開始している割合は小学校等96.1%、中学校等96.5%。平常時に端末の持ち帰り学習を実施している学校は25.3%にとどまった。
チエルは2021年9月1日、AIを活用して学習者のレベルに合わせた最適な問題を出題し、学習状況や成績をリアルタイムに確認できるTOEIC対策アダプティブ・ラーニング教材「トイテイク」をバージョンアップする。これにより、新たに学習管理機能が搭載される。
COMPASSは2021年9月7日と10日、新型コロナウイルス感染拡大下での新学期スタートに伴う休校・分散登校等の状況を受け、「Qubena 小中5教科」を利用中、導入予定の自治体の教育委員会、学校担当者を対象に、オンライン授業をサポートするオンラインセミナーを開催する。
文部科学省は2021年8月27日、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を踏まえ、臨時休業や出席停止等により、やむを得ず学校に登校できない児童生徒等へのICTを活用した学習指導等に関して、チェックリストや実践事例等を各教育委員会等に周知した。
先週(2021年8月23日~8月27日)公開された記事から教育業界の動向を振り返る。ワクチンに関する情報提供や学校の抗原簡易キット活用等、新型コロナウイルス感染症対策に関連するニュースが多数あった。