教育業界ニュース

クロスフィールズのデジタル教材、STEAMライブラリーで無償公開

 クロスフィールズは、経済産業省「未来の教室」実証事業受託者として「VR/360度映像を活用し、社会課題への理解を深めるデジタル教材」を10コンテンツ開発。2023年3月28日、これらの教育現場での活用事例がSTEAMライブラリーに無償公開されたことを発表した。

教材・サービス 授業
全国の公立学校と「共感VR」の活用事例の創出、STEAMライブラリーで無償公開
  • 全国の公立学校と「共感VR」の活用事例の創出、STEAMライブラリーで無償公開
  • 作成したコンテンツのテーマ例:日本に暮らす難民/プラスチックごみと海洋汚染/タンザニアの未電化地域/カンボジアの農村から考える貧困等

 クロスフィールズは、経済産業省「未来の教室」実証事業受託者として「VR/360度映像を活用し、社会課題への理解を深めるデジタル教材」を10コンテンツ開発。2023年3月28日、これらの教育現場での活用事例がSTEAMライブラリーに無償公開されたことを発表した。

 クロスフィールズは2020年度より、経済産業省「未来の教室」実証事業受託者としてVR/360度映像を通じて国内外の社会課題の現場を体感する「共感VR」デジタル教材10コンテンツを開発してきた。デジタル教材で使用される複数の360度映像は1,000回以上再生される等、全国の教育現場から関心が寄せられた。その一方で、「授業計画への取入れ方や探究学習としての具体的な活用イメージがわからない」という声もあがった。

 そこで、これらの活用事例をまとめた教員向けの動画および資料が、「未来の教室」STEAMライブラリーにて無償公開されている。STEAMライブラリーとは、経済産業省「未来の教室」が運営する、STEAM教育を通じてSDGsに掲げられる社会課題の解決手法を学べるオンライン図書館のこと。

 活用事例は2022年9月から2023年2月、教育現場で「共感VR」のデジタル教材の活用イメージを提供するため、大阪・佐賀・兵庫・宮崎の公立中学校・高校、計5校と実施された取組み。各校は「共感VR」のデジタル教材を活用し、それぞれ探究学習の授業等で活用した。その結果、「生徒が授業を通じて探究テーマを発見した」「授業の取組み姿勢が向上した」「グループ議論の活性化につながった」 等、探究学習等への有効性を確認することができた。

 これらの活用事例をまとめた教員向けの動画および資料が、「未来の教室」STEAMライブラリーにて無償で公開されている。動画では、授業風景や各校の担当者のコメントを紹介。また、各資料では授業の組立て方やデジタル教材の活用に向けた準備等の内容が公開されているという。

《いろは》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top