東京都教育委員会は2022年11月10日、「児童・生徒を教職員等による性暴力から守るための第三者相談窓口」の相談実績を公開した。2022年4月30日の設置から9月30日までの期間に寄せられた相談は、電話18件、メール20件で合計38件であった。
東京都教育委員会は、2022年4月1日に「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」が施行されたことを受け、教職員等による児童・生徒へのわいせつな行為、セクシュアル・ハラスメント、その他不適切な行為を早期に発見することを目的として、2022年4月30日に外部弁護士による第三者相談窓口を設置した。
窓口のおもな相談受付内容は、東京都内の公立学校の教職員等による児童・生徒へのわいせつな行為、セクシュアル・ハラスメント等に関する相談・通報等。
窓口では男性弁護士と女性弁護士が相談に対応。相談は月曜日、火曜日、木曜日は午後3時から午後6時まで、土曜日は午前9時から正午まで受け付けている。
相談実績は、2022年4月30日から9月30日までの期間に電話18件、メール20件で合計38件であった。相談者の内訳は、児童・生徒、保護者、学校の教職員、児童・生徒の友人、匿名等となった。
受け付けた相談に対し、東京都教育委員会は内容に応じて区市町村教育委員会や学校経営支援センター等の関係機関に引き継ぎ、慎重に事実確認等を実施したとしている。