2022年度より導入された授業時数特例校制度は、義務教育において、学年ごとに定められた各教科等の授業時数について、総枠としての授業時数(学年ごとの年間の標準授業時数の総授業時数)は維持したうえで、1割を上限として各教科の標準授業時数を下回った教育課程の編成を特例的に認める制度。下回ったことにより生じた授業時数を別の教科等の授業時数に上乗せすることで、教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成や探究的な学習活動の充実に資する教育課程編成の一層の推進を図る。
文部科学省の授業時数特例校一覧によると、2022年5月時点で指定を受けた学校は全国で28校にとどまっている。みんなのコードは、制度の概要等が十分に周知されていない現状を課題と認識し、授業時数特例校制度の概要や、実際に活用している事例を紹介するため「授業時数特例校」をテーマとしたセミナーを開催する。
当日は、事例校として東大和市立第八小学校・戸田市立戸田東中学校を紹介する他、平井聡一郎氏(情報通信総合研究所 特別研究員)、吉行一敏氏(東大和市立第八小学校 校長)、鈴木研二氏(戸田市立戸田東中学校 校長)の鼎談を予定している。また、来年度実施に向けての申請についても解説する。
対象は、小学校長、中学校長、各教育委員会や学校関係者。参加無料。なお、申込みがなくても参加は可能だが、事前の申込みを推奨。Webサイト申込フォームから受け付けている。事前申込みは8月11日まで。当日のURLはみんなのコードのWebサイトで公開している。
◆「一歩先の情報教育を考え、授業時数特例校に」
日時:2022年8月18日(木)15:00~16:30
会場:オンライン(Zoom)
対象:小学校長、中学校長、各教育委員会、学校関係者
参加費:無料
募集人数:100人
締切:2022年8月11日(木)
申込方法:Webサイトから受け付ける
※事前申込推奨(申込みがなくても、当日参加可)