大学や専門学校において広く職域接種を促進することを目的に、「令和4年度新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(医療分)」において、外部の医療機関から医師等の派遣を受けて職域接種を行う場合に、文部科学省が定める「地域貢献の基準」を満たすことで「職域接種促進のための支援」の対象として認められ、会場設置にかかる経費等の実費について補助を受けることができる。
「地域貢献の基準」は、地方自治体と連携して外部の医療機関が出張して大学拠点接種を行い、近隣教育機関等への接種の要件を満たした場合に、職域接種促進のための支援が可能な地域貢献があったものと認定し、接種1回あたり1,500円を上限に会場の設置にかかる経費等の実費を補助するもの。
近隣教育機関等への接種の要件は、自大学等の学生・生徒、教職員以外に、近隣教育機関の教職員や学生・生徒、教職員や学生・生徒の家族、地方自治体からの依頼により接種を行った近隣住民といった接種対象者の合計が総接種人数の5%以上(総接種人数が500人に満たない場合は500人を母数とする)または500人以上となる場合に、地域貢献として認定する。
今回の通知では、専修学校、各種学校等に対し「地域貢献の基準」と申請方法を伝えている。「地域貢献の認定」を希望する専門学校は、文部科学省に対して「地域貢献の認定」の申請を行い、認定後、各専門学校等の本部が所在する都道府県に対して申請を行う必要がある。文部科学省への申請期限は8月31日。通知に別添の申請書に記入のうえメールにて申請する。本件に関するQ&Aもあわせて掲載している。