旺文社は2020年4月30日、旺文社ベンチャーズが運営するファンドを通じて、EdTechスタートアップの学びエイドへ出資した。旺文社のアセットと学びエイドの学習動画サービスを組み合わせ、両社の事業強化を目指す。 学びエイドはおもに中学・高校生向けの学習塾を対象としたオンライン動画学習サービスを展開するEdTechスタートアップ企業。大手の予備校や学習塾などでの経験豊富な講師が制作した、各教科全範囲を網羅した映像授業約3万2,000本を配信し、すでに1,800以上の教室に導入されている。 教育出版の旺文社では、学びエイド社との共同企画として、解説動画で理解を深める学習参考書シリーズ「一冊逆転プロジェクト」にて書籍刊行するなど、学習参考書の補完サービスとしてオンライン学習動画との連携を深めてきた。今回の出資を通じて連携をさらに深め、旺文社が持っている学習コンテンツ、チャネルと学習動画サービスを組み合せるなどさらなる両社の事業強化につなげていくという。 また現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国的に中学・高等学校の休校措置が続き、学習環境が整わず苦境に立たされている中高生、大学受験生のために、学びを止めない取組みとして学びエイド社と協力していくとしている。